B問題をやってみましょう 今日は、B問題「基礎的・基本的な知識・技能を
活用することができるかどうかをみる問題」を
出題してみます。チャレンジしてみてください。
児童会活動で、ペットボトルのキャップを集めています。
4月から7月までの間に集める目標は、10000個でした。
7月までの4か月間に集めた個数は、下の表のとおりです。
7月までの4か月間に集めた個数 月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 |
個数(個) | 1891 | 1982 | 2903 | 2473 |
次の会話を読んで、あとの問いに答えましょう。
まなぶ 「集めた個数の合計は、目標に達しているかな。」
はるか 「目標に達しているかどうかなら、およその数にして計算すれば
わかります。およその数にする方法は、次の3通りがあります。」
・四捨五入する ・切り捨てる ・切り上げる
ゆうと 「切り捨てて千の位までのおよその数にして計算すると
次のようになります。」
実際の数・・・・・・・・・1891 1982 2903 2473
↓ ↓ ↓ ↓ およその数の計算・・1000+1000+2000+2000=6000 実際の数より小さい数にして和が6000だから、
集めた個数の合計が6000個以上であることはわかります。
(1)四捨五入して計算します。次の①の式に入る数と、②に
入る数を書きましょう。
四捨五入して、千の位までのおよその数にして計算すると 、次のようになります。 実際の数・・・・・・・・・・・1891 1982 2903 2473 ↓ ↓ ↓ ↓ およその数の計算・・・ ①+ ①+ ①+ ① =②
実際の数に近い数にして和が②だから、集めた個数の 合計が約 ② 個であることはわかります。
| |
どうですか。設問までが長い文章ですね。要は、四捨五入ができるか
どうかですが、たぶん、算数がきらいな子どもは、途中まで読んで、
もういやになってしまったことでしょう。
正解は、①左から
2000+
2000+
3000+
2000で、②は
9000ですね。
これは、4年生の学習内容です。
「〇の位までのがい数にしましょう」が身に付いていないと
解けない問題です。本校の正答率は38.2%でした。
全国より、13.8%低かった問題です。
たぶん、大人でも長い問題文にうんざりした方もいるでしょう。
このように、算数でも長文の読解が求められているのです。
国語の文章の読みも大事ですし、解くための手順も必要です。
日常の勉強のすべてが力となります。