教育講演会から
教育研究会・市PTA連合会共催
「グローバル化は怖くない」
講演から学んだこと
様々な経験や交流を通して、30年前は、日本人は他国の人を受け入れることは、自分たちの治安、生活の乱れになる等、変わることへ不安や心配があった。しかし、今は日本人は外国人を快く上手く受け入れている社会となりつつある。
グローバル社会として様々な外国人を受け入れていく理由と留意点は
外国の人は日本人の考え方と全く違う。しきたり、習慣、行動、理解度・・・。日本人の常識とは全く違う。だから、それぞれの異なる点を否定するのでなく理解し楽しむことが大切であり、そこに伸びるチャンスがある。グローバル化を不安としてではなく、ポジティブに考えることが必要である。
・交流することは大切である。だから違いは違いとして変えられるものは変えるが、どうしても変え難いものや日本人としてのアイデンティティーはしっかり持ち(自分らしさ、日本人らしさが、その人たちが生み出した日本という社会生活、生き方)続けることが大事である。
今、外国人は日本人(生活・食文化、生き方等)のことを格好いい、素敵だと思っている。日本人のようになりたいとさえ思う。風情、風流、粋なところをもっと知りたいと思っている。
例えば、外国人と日本人の愛情表現の違い。イチローがホームランを打ったのにはしゃいで喜んでベースを踏まない理由のような、相手のピッチャーに対する思いやりや、謙虚さ・・・。
一事が万事とはいわないが、侍・武士道の精神を重んじてきた日本の格式、神仏の教えを受けてきた流れの中での行事の行い、生き方当等が生み出したよさ。
また、言葉の理解度の違いとして、アメリカ人はていねいな説明でないと物事を理解できない。日本人はハイコンテンスコミュニケーションであり、あうんの呼吸でその場の雰囲気、空気を読み理解することができる。それぞれ違いがあることを理解しておく。
最後に
グローバル社会が進んでいる。世界と交流する時代であり、自信を持って自分の国、地域・ふるさとを学び親切・丁寧にアピールできるおもてなしの精神が大事である。それぞれにそれぞれの素晴らしさがある。それは、生まれた土地人々の生き方が作り上げた宝物である。生き方として変えたくないものは持ち続けること。それはその人しかない特徴だからである。しかし、変えてもよいもの中でより良いものを求めていく姿勢も必要である。
育っている自分の国に愛着を一段と感じ、自慢に思い、これからを生きる力にする。地域と人々を愛し本気で向き合い努力することが大事です。
学校・家庭・地域が一体となり、ふるさと豊里の人々の生き方を続け、誇りを持つことがよいと思いました。その仲間の中で親切・豊かな心・確かな学び学力をつけたいです。